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フラワーデザイナーのお仕事③アレンジ花制作編

フラワーデザイナーのお仕事③アレンジ花制作編

2019年04月19日

こんばんは!Sakaseru運営スタッフのアスカです。

私が担当した前回(4/4)のコラムでは、ハイテンション大田花き市場・仕入れ密着レポートをお届けしました!いやー何回思い出してもあの時の興奮が蘇ってきます…楽しかったなあ。

今回はその続きにあたります、アレンジ花制作編です!

仕入れから帰った堀野の制作の様子を、取材させてもらいました。



寝不足状態で広い市場を練り歩き、電池切れ寸前だったのを電車で回復するも、つかの間。市場の最寄り駅【流通センター駅】より40分ほどで、堀野の店舗・Jiphieの最寄り駅【西日暮里駅】へ到着しました。



▲ 東京・谷中にある堀野のお店。



駅から歩いて10分ほどでしょうか。
昔ながらの街並みと、新たに入ってきた真新しい店舗が入り交じる、風情ある通り。その中に、Jiphieはあります。
Jiphieのすぐ近くにも、昔からある花屋さんも営業していますが、堀野曰く客層がうまく分かれているとのこと。その不思議なバランスが、谷中という街に魅力を与えているようです。

店内には、所狭しと花々が立ち並びます。






手入れをされ、堀野の世界観の一部となった花たちが、市場とは違った輝きを見せていました。

花の位置一つ、調度品一つ、すべてに堀野のこだわりを感じることができ、どこを切り取っても美しく映える店内となっています。季節柄、桜の枝がそこここにあり、その風情と華やかさにため息ものでした…!!

ひとしきり感嘆の声を上げたところで、早速アレンジの制作を見せてもらうことにします!

今回は、スタッフ小柴がオーダーしたアレンジを制作してもらいます。
小柴のオーダーは「元気の出るカラフルなアレンジ」というもの。

順を追ってご紹介します!



アレンジ花制作① オーダー内容と預かり物の確認





まずは印刷・ファイリングされたオーダー情報を元に、ご注文の詳細を確認します。

今回小柴はブログでもご紹介した手作りのパネルを事前に送付していたため、それも手元に用意します。オリジナルパネルの場合はオーダー情報と共にファイリングされていますが、ぬいぐるみなど装飾品がある場合にも、この段階で用意します。

予算と色味、雰囲気を確認して、早速制作開始です!



アレンジ花制作② まずは足元のグリーン(葉もの)から!






立て札を差し込んだ後、まずはお花の足元に位置するグリーンの葉ものから入れて行きます。

スタンド花密着レポートの際にもお伝えしましたが、「オアシス(お花をさす緑色のスポンジ)が見えないようにする」のはプロの基本。それはスタンド花でもアレンジ花でも変わりません。
完成図を思い描きながら、花々を引き立てる艷やかな葉を入れていきます。

使用するのは花バサミ、フローリストナイフなど。スタンド花の取材の際にも全く同じことを思いましたし書いたのですが、私が使ったら手が血だらけになりそうだな、と思いました。



アレンジ花制作③ お花をIN!





少しずつお花を入れていきます!!

一輪添えられているだけでもきれい…!!とちょっと感動しまいますね!
こうして見ると、葉っぱの存在がとても重要なことがわかります。瑞々しい緑が花の色を引き立てています。





オーダーに合わせて仕入れた花を中心に、一本一本の単価と、全体の予算感を意識しながら、花をチョイスしていきます。

今回は特別に!依頼主である小柴と、その場に居合わせた私へ、一部の花のリクエストを聞いてくれました!!
上の写真で入れている黄色のお花は私がリクエストしたものです〜!!「ビュッフェみたい」と、小柴と二人ではしゃいでしまいました。

ちなみに堀野は店に飾っている(購入できる)花の予算をすべて覚えているそうです。だから水を入れるシリンダーにも値段などが書かれておらず…。お花屋さんにとっては普通のこと?なのかもしれませんが、驚きです…!!





そうして完成したお花がこちら!!立て札の背景の模様を意識した、カラフルで統一感あるお花になっています。

ポップで可愛くて、わくわくするお花ですね〜!!



アレンジ花制作④ 写真撮影!





Sakaseruでは特に欠かせない、完成写真の撮影です。一眼レフで撮影された堀野の写真は非常に美しく、お客さまの思い出の一つとなります。

写真はPCに取り込み、完成報告をします。



アレンジ花制作⑤ 梱包します!



さて、お花が完成したら梱包作業に入ります。配送業者さんに安心して渡すため、ものすごく重要な工程です。





まずは花用の箱を組み立てます。写真に2つうつっている小さな穴は、持ち手かと思ったら空気穴だそうです。お花は生き物なので、通気性が良くないと傷んでしまうそう。





台座となる部分を設置して、





台座と、器の隙間を埋める緩衝材を敷きます。





その上から、慎重にお花を入れていきます。





すっぽり!ちょうど収まりました。(収まるように、事前に大きさを計算しています)
なんかこのすっぽり感がすごく可愛らしい…。





口を閉じて各種シールと伝票を貼れば、完成です!!こんなふうに自分にお花が届いたら、開けるのがとっても楽しいだろうなあ、なんて思わせます。

ワレモノ注意のシールに、天地無用、そしてお花専用のシールも。ヤマトさん、よろしくお願い致します…!!





こうして皆さまからご依頼頂いたアレンジ花は、ご公演会場へお届けされています。



これだけ書くと、さくっとやっているようにも見えてしまいますが、取材の合間にも何人ものお客さんが。地域に愛される店の経営とSakaseruの両立は、きっと簡単ではないと思います。

改めてお客さま・フラワーデザイナー双方へ、Sakaseruの運営側は、感謝をしなければならないなあ、と感じました。

この度の取材に協力してくれました、
フラワーデザイナーYuuriHorinoへのオーダーはこちらからどうぞ!
あたたかな風情残す街並みから、お花をお作りしてお届けさせて頂きます。

前回からの、普通に生活していれば味わう機会の少ない、花業界の一連の流れ。
いかがでしたでしょうか。
またもし知りたいこと、取材してほしいことなどありましたら、お気軽にご連絡下さい。

ここまで読んで頂き、ありがとうございます。
引き続きSakaseruをどうぞよろしくお願い致します。

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