「あの時チェキを撮ってもらってから」月野もあを支える原動力

綺麗な黒髪ストレートに、キュートなお顔立ち。どこか真面目で上品な雰囲気を感じさせるその女性は、アイドルグループ・仮面女子のメンバー、月野もあさんです。

仮面女子は4つのグループで構成され、そのうち「アーマーガールズ」というグループのセンターを務めています。そして仮面女子、の名前の通り、ライブパフォーマンスは基本的に、仮面を着けて。ステージを降りても、仮面を取ることを許されているのは一部の人気メンバーのみです。月野さんは、その人気メンバーの一人でもありました。

その立場で迎えた2020年のコロナ禍。ライブパフォーマンスをメインとする仮面女子には、大きな影響がありました。
そんな未曾有の出来事についても、月野さんの大切にしていることとあわせて、今回はお話を伺うことができました。



声優志望の女子大生からアイドルへ
感謝の芽生え



月野さんが芸能界を目指し始めたのは、大学生の時。
もともとはアイドル志望ではありませんでした。

「声優さんになりたくて、大学3年生の就活の直前に、大手事務所さんのオーディションを2回受けました。どちらも最終審査まで行ったのですが、結果は残念、となってしまって」

ご友人とのカラオケで、キャラクターソングを歌って楽しかったことが、声優を目指し始めたきっかけだという月野さん。そんな月野さんが応募したオーディションは、どちらも“声優ユニット”として、声の仕事の傍ら、歌やダンス、ステージ活動も前提としたものでした。この時のオーディションが、月野さんにとって大きな転機となります。

「片方のオーディションの過程で、実際のお客さんの前で歌って踊ったんです。人前で歌って、踊って、自分を表現するのは、それが初めてでした。
すごく緊張もしていたんですが、会場の人も本当にあたたかくて。ライブってすごく楽しいんだなと知りました」

当時、歌にはあまり自信がなかったという月野さんですが、緊張の中でも会場のお客さんに受け入れてもらった経験が、ステージへの興味を確固たるものにしました。





月野さんは芸能界へ進むことを決めると、現事務所であるアリスプロジェクトに応募。見事、見習いとなります。また所属して早々に、劇場のお手伝いの仕事をさせてもらうことになりました。

先輩方のステージに圧倒されながら、物販などのお手伝いをする日々。実はこのお手伝いはお客さんへの顔見せのようなものも兼ねていて、お客さんが希望をすれば、見習いの方や、候補生の方でもお金を頂き、チェキが撮れるそう。
見習いだった月野さんも、チェキの指名を受けました。この時のことが、月野さんにとってとても大きな出来事でした。

「すごくありがたかったですし、『あの時チェキ撮ってよかったな』と思ってもらいたい、と感じました。
私たちはファンの方がいて初めて、アイドルになれます。その原体験とも言えるのが、このチェキでした」

月野さんが活動の中で大切にしているのは、『感謝の気持ち』。この初めてのチェキは『ファンの方に支えてもらっている』という、感謝の芽生えだったのです。

「また、『私がもしアイドルを辞めたら、このチェキも、払って頂いた2000円も、無駄になってしまうんだ』とも思いました。
今でもこの気持は大切にしていて、芸能活動を続けるモチベーションにもなっています」



お仕事への想い
コロナの影響



ステージデビューから6年以上経った現在では、月野さんの一番やりたかったことである、声優としてのお仕事もアイドル活動と平行しています。
しかし候補生から本メンバーまで厳しい道のりで知られる仮面女子。月野さんの歩みも、決して平坦ではありませんでした。

「本メンバーになった後も、アーマーガールズのメンバーが三人同時に卒業してしまった時なんかは、とても辛かったですね。いつもは五〜六人のステージを二人でやらなければならなかったり……。ステージがとても広く感じました。
その他にも、辛いことはもちろんあります。きらきらしているステージの裏側は、想像していた以上に大変で、泥臭い部分がありました」

しかしながら、月野さんは辞めたいと思ったことはないと言います。

「アイドル活動や声のお仕事、その他にもたくさんの自分を表現する仕事に、とてもやり甲斐を感じていますから」

そんなお仕事熱心で真摯な月野さん、そして仮面女子の主戦場である、ライブパフォーマンス。2020年、新型コロナウイルスの流行により、一時はその開催がままなりませんでした。
現在は様々な制限を設けながら再開していますが、掛け声が禁止だったり、ステージと客先の間はビニールシートで区切られていたりと、『これまで通り』とはいきません。

「“これまで”のライブを楽しんで下さっていた方には、もしかすると物足りなさを感じさせてしまうかもしれません。でも、『絶対に仮面女子のライブでクラスターを出したくない、出さないぞ』という思いで、メンバーもスタッフさんも、徹底して対策しています。(※)
できる範囲の中で、生のパフォーマンスの良さを感じて頂き、『来てよかった』と思ってもらいたい、と考えています」





制限下で、積極的に行うようになったものもあります。それはライブ配信。非対面で距離を問わないそのファンとの触れ合いに、ならでは、の長所を感じることも多いそう。

「地方の方など、ライブになかなか来られない方ともたくさん交流できるのは嬉しいですね。それに、対面でお話する時間はどうしても限られますが、配信なら長時間一緒にいられます。目と目を合わせてお話する対面のコミュニケーションとは、また違った楽しさです」

できる範囲の中で、パフォーマンスを、交流を。誰もが予想しなかった出来事にも対応して、月野さん、そして仮面女子の皆様は進み続けているのです。

※仮面女子公式サイト 新型コロナウイルス対策について書かれています。


https://kamen-joshi.com/

お花、時間、応援……
たくさんのものをくれるファンの方へ



ファンの方からはお花をもらうこともあります。通常のライブでは基本的には受け取らず、花を受け取るのは生誕祭などの特別なイベントごとのとき。




「嬉しくて、毎回名前の書いてある札を持ち帰るんです。だから家にすごく増えちゃいました。笑」

お花はどうして嬉しいのでしょうか。

「ファンの方のありがとうとか、応援してるよ、という言葉を具現化するのがお花なのかなと思っています。
具現化のかたちにも色んなものがありますが、お花は世界共通で気持ちが形として伝わるもの。イベントが終わった後に見つけることも多いんですが、『私を見てくれる人が居るんだな』『今日に向けて頑張ってきてよかったな』と強く感じます」

それに、と月野さんは続けます。

「芸能活動のようなことをしていないと、なかなかもらえるものでもないですし、ちょっと憧れもありました。実際に今、頂けていること、すごくありがたいなと思っています」

そんな風に月野さんを元気づけ、原動力にもなっているファンの皆様。
月野さんにとってどういう存在でしょうか。

「アイドルを続ける一番の理由です。
私たち仮面女子は特に、ライブアイドルなので、会いに来てくれる人がいてはじめて存在できます。
月野もあ個人としても、応援してくれる人がいるから、前向きになるし、頑張れるんです。交通費やチケット代といったお金を使ってくれることはもちろん、私のために予定をあけて、時間を使ってくれること。皆さんからの愛を感じています」

ファンの皆様へ、月野さんからメッセージをお預かりしました。
そのままの言葉でお伝えします。

「いつも月野もあを見守って下さり、ありがとうございます。
私がこうしてアイドルを続けていられるのは、応援してくださるファンの方たちのお陰です。
私ができることは表現することで、皆の生活の一部に花を添えたいと思っています。応援してくださる、見守ってくださる皆から私の方がパワーをもらっているので、そのパワーを糧に皆に笑顔になってもらえることや、わくわくできる刺激の一つしていきます。
月野もあという個人としてお仕事や表現ができるよう、マルチに、オンリーワンに突き進んでいきますので、よろしくお願い致します!」





インタビューを終えて



異性同性かかわらず好かれる、嫌味のないキュートさと、物事をしっかり考える真面目さ。そしてそれを言葉にできるクレバーなご様子。同性から見て、「友だちになりたい!」と言いたくなるような、素敵な方でした。

同席された女性マネージャーさんとも楽しげな雰囲気で、日頃から優しく可愛らしい方なのだろうな、と感じさせます。また、お仕事について話す時はとても楽しそうで、心から今のお仕事が好きなのだろうな、とも。
そしてその楽しさ、やり甲斐の裏には、ファンの方への感謝の想いがありました。一生懸命と言えるほど、たくさんの感謝の言葉を紡いでいて、インタビューアのSakaseruスタッフも驚いたほど。月野さんのファンの方々は、幸せなのだろうな、と思います。(大変勝手な感想ですが…)

月野さんの肩書はアイドル、声優、モデル、YouTuberなど、多岐に渡ります。その多彩な活躍で、今後もファンの方を楽しませて差し上げて下さい。

この度はインタビューにお答えいただき、本当にありがとうございました!
月野さんのご活躍、Sakaseruからも心からお祈りしております。


【この度のインタビュー:月野もあ(@tsukinomoa_37 )さん】

【取材・執筆】Sakaseruアスカ
【写真】クリーブラッツ様ご提供



今回の取材はオンラインにて行いました。

SNSでシェア

おすすめのインタビュー記事

その他のインタビュー記事