青や黒、ゴールドなどの「染めの花」まめ知識

青や黒、ゴールドなどの「染めの花」まめ知識

2021年02月12日

こんにちは、Sakaseru小柴です!
こちらのコラムでは、公演祝いやイベントご出演祝いなどに特に多くお届けする、青や黒、ゴールドなどの「染めの花」についてご紹介させていただきます!

染めの花って何?というところから、気を付けたいポイントまでを書いていきますので、イベントへのお花を頼まれる機会の多い方はぜひチェックしてみてください。Sakaseruフラワーデザイナーへご注文される場合だけでなく、他のお花屋さんへのご注文の際にも役立つまめ知識になるかと思います!



染めの花とは?



自然に存在しない、または入手しにくい色に染めたお花のことです。ご公演やイベントへのお花は、染めの花を使う機会がとても多いです。染めの花は、市場で染められた状態で売っていたり、お花屋さん自身がお店で染められたりします。



自然にない色とは?





真っ黒やゴールド、シルバー、レインボーカラー、その他植物にはない発色の良い色(例えば、ターコイズブルーやエメラルドグリーン…)などは、自然には存在しない色です。公演祝いやイベントご出演祝いのお花に多くご指定いただく色ですが、染めの花でご用意しています。

また、青や水色、茶色などのニュアンスカラーも、お花の種類が限られていたり、仕入れが難しかったりするためお花を染めてご用意させていただくことが多い色味です。

染めの花を使うと、お客様のイメージに沿ったアレンジができたり、個性的な仕上がりにすることが可能です。一方で、染めをNGとしていて自然の色味の花だけを使うことをポリシーとしているお花屋さんもいます。上記したような色味を希望される場合は、お花屋さんに染めの花を用意してもらうことが可能か確認された方が安心です。

Sakaseruではフラワーデザイナー一覧にて、以下のように染めの花が使用可能なフラワーデザイナーかどうかがアイコンでわかるようになっています。



染めの花が扱えるフラワーデザイナーには染めのアイコンがついています



染めの花はどのように用意されるのか



用意の仕方はお花屋さんによって異なりますが、主に以下の方法があります。



①染色液を吸わせて染める



染色液で綺麗なロイヤルブルーに染まったフラワーデザイナー雨宮のアレンジ



水に染色液を入れ、その水をお花に吸わせて花弁を染める方法です。白などの染まりやすい色のお花を仕入れ、お花屋さん自身で染める作業を行います。
染色液で染められる花は決まっていて、主にバラやガーベラ、カーネーションがその花材にあたります。しかし、同じバラでもお花によって染まり具合が異なったりするため(数十分で染まるものもあれば、数日経っても染まらないものも…)、お客様が希望される色にうまく染まるように注意深く観察しておく必要があります。

※染色液を使った染めが可能かどうかはお花屋さんによって異なります。



②スプレーをかけて染める



スプレーで黒に染まったカーネーション フラワーデザイナー宮崎のアレンジ



黒やシルバー、ゴールドをご指定の場合は、染色液がないためスプレーをお花にかけて染めます。白などの染まりやすい色のお花を仕入れ、お花屋さん自身で染める作業を行います。花弁一枚一枚をスプレーしていくためなかなかの作業時間がかかります。

※スプレーを使った染めが可能かどうかも、お花屋さんによって異なります。



③市場にて既に染められた花材を仕入れる



生産者さんによってすでに染められている花材を市場から仕入れ、アレンジに使うこともあります。この場合色は、青や水色、紫など限られています。ちょうど良い色が市場にあった場合や、使わなければならない染めの花の本数が多い場合などは、市場から仕入れることで用意をします。



気を付けたい3つのポイント



染めの花が必要になりそうなお花のデザイン、色味指定をされる際の、気を付けたいことを以下にまとめてみました。



1. 染めの花を使ったアレンジ・スタンド花をご注文される場合はご予算に余裕をもっておきましょう



染めの花を使ったアレンジ・スタンド花は、自然の花の同額のものよりサイズが小さくなったり、または同じサイズ感でのアレンジ・スタンド花をご希望される場合、価格が高くなります。
染色液・スプレーに関わらず染める工程に時間がかかること、また染色液代・スプレー代もかかってくることが理由です。市場で染めの花を仕入れるにしても、自然の花と比べて仕入れ値が高くなります。

そのため、染める必要があるお花をご希望の場合は、ぜひご予算に余裕をもってお考えいただくと、お花屋さんはとても助かります。



2. 色のご指定はイメージに幅をもっておきましょう



お客様が応援されている方の担当カラー。イラストで使われているキーカラーなど。せっかくオーダーいただくお祝い花ですので、なるべくお客様のご希望にあったお花をご提供したいところですが、染色液やスプレーで染められる色味は限られているため、細かなお色味のご指定には答えられないこともございます。もし、自然界になさそうな難しい色をご希望される場合は、イメージに幅をもっていただけますと、嬉しいです。



3. 自然のお花だけを使って欲しい場合は事前にお花屋さんに伝えておきましょう



お客様としても「染めた花ではなく自然の色でアレンジしてほしい」という場合があると思います。
黒に関しては、真っ黒ではなく”黒に近いエンジ色”などであれば自然のお花でのご用意が可能です。また青や水色は、デルフィニウムという通年で仕入れられる唯一の青系のお花があり、それを使うことによって自然な青でのアレンジができます(仕入れ値が高いためアレンジの価格も高めになりがちです)。

黒や青、水色などをメインカラーに指定される場合は染めの花を使われるケースが多いので、もし自然のお花にこだわりがある場合は、お花屋さん・フラワーデザイナーにその点を伝えておくと安心です。



黒に近いえんじ色のカラーを使ったフラワーデザイナーOhataのアレンジ



水色のデルフィニウムを使ったフラワーデザイナーOhataのアレンジ





以上染めの花について、そして気を付けたいことをご紹介させていただきました!

お花の色について、自然なものなのか、染めたものなのかなど、知ったり考えたりする機会はなかなか少ないかと思いますので、読みくださったみなさまにとって少しでもお役に立つ情報になっていましたらとても嬉しいです。

こんな色のお花はある?この希望でのオーダーは可能?など、ご不明点がございましたら、どうぞお気軽にSakaseruスタッフにご相談くださいませ。

SNSでシェア

関連するコラムを読む