応援広告ってどう出すの?| 応援広告の出し方や金額についてインタビューしました。

こんにちは。
Sakaseru代表の小尾です。

今回は徐々に広がりを見せつつある「応援広告」について、minsakaのお客様でもあるテリーさん( https://twitter.com/terrry28 )にインタビューさせて頂きました。

テリーさんは、吉本興業所属の日本の4人組男性ダンスボーカルグループ「OWV( オウブ )」の応援広告企画を過去5回に渡り成功させており、ご自身以外が主催される企画においても応援広告のクリエイティブを担当された、いわば応援広告の先駆者です。

テリーさんとのインタビューを通じ、「応援広告を出される方が増えて欲しい!」そんな想いとともにコラムを書かせて頂いております。



応援広告とは



応援広告は企業ではなく個人が、推しのお祝いや、認知拡大を目的として、ビルに設置されたモニターや、駅ナカの広告に出稿する日本では新しい応援の方法です。
元々は韓国で始まった応援広告が日本に輸入され、国内でも徐々に広がりを見せつつあります。



テリーさんが実際に出された新宿ユニカビジョンの応援広告



インタビューの背景



今回のインタビューは、Sakaseruのお客様から頂いた次の一通のお問い合わせがきっかけとなりました。
※掲載にあたり一部内容を変更しております。



お疲れ様です。
先日のファンレターの書き方の投稿を読んでからずっと思っていたことがあります。 昨今の感染症対策で、贈り物全般に制限がかかったり受け入れ事態が無くなる方向に感じており、最近限界を感じております。

打開する案に応援広告を紹介されましたが、広告は個人では契約が難しく権利関係などの各方面への調整や莫大な資金管理等始めるにしてもハードルがかなり高いです。

ですので個人的な希望ではありますが、利用者様で出したことのある方のノウハウや注意事項などの指南コラムや対談などがでてくれると大変嬉しいです。

フラスタを初めて出す際、経験者の方にたくさん指南していただいたりお花屋さんに何度も足を運んだり試行錯誤の末に、私はお花を贈る機会に恵まれることになりました。

これからも応援できる環境を作り続けるsakaseru様へ、何卒そのような案件ありましたらお願いします。



まず、この様なお問い合わせを頂けること自体が大変ありがたいことですし、確かに今では当たり前のように出されるようになったフラスタも、先人たちの行動の上に成り立っているのだなと考えさせられました。
応援広告に関しても手引になるようなコンテンツを作り、誰でも応援広告を出せる状態にしたい。そのように強く感じました。

応援広告と聞いて真っ先に頭に浮かんだのが、今回インタビューをさせて頂いたテリーさんでした。
テリーさんは、株式会社だんごDesignの代表を務められており、ご自身がデザイナーである強みを活かしながら、ミンサカで初の応援広告企画を成功された素敵なお客様です。

今回は、そんなテリーさん、共に働いておられるデザイナーのスタッフさんにインタビューのご協力をして頂きました。

貴重なインタビューをさせて頂きました事に大変感謝しております。
この場を借りてお礼をさせて頂きます。
ありがとうございます。



応援広告を出す手順



まずは結論としまして、応援広告を出す手順をご紹介させて頂きます。
尚、こちらの手順はテリーさんにまとめて頂いた物をご紹介させて頂いております。



1. 企画内容の確定



運営会社様から配布される素材の有無を踏まえ、企画内容を決定します。
広告の方向性等、企画主催者である程度決め、参加者の意見をヒアリングしつつ確定します。
出稿にあたり、下記は抑えておくべきポイントとなります。
・形態(動画あるいはポスター)
・出稿場所
・時期
・予算



2. 枠を抑え、見積もりを取る。



枠とは、出稿する場所と期間の事を指します。
同じ枠に色々な広告が出稿されますので、出稿したい場所・期間を確保出来るか確認します。

例)新宿ユニカビジョン様(動画広告)
直接申し込み、枠の空きを確認。
放映回数や期間など、数パターンの見積もりを頂く。

例)駅広告
代理店様を通し、申し込みをする。
掲出駅の審査を通す必要あり。
入稿規定、スケジュールを確認。
サイズ、期間など、数パターンの見積もりを頂く。



3. ミンサカで出資の募集。Twitter告知



ミンサカサービスで出資の募集を開始。告知画像を制作し、Twitterで告知。
画像がある方が反応がよい。
文字数をなるべく少なくして、目的がわかりやすいように心がけてます。



4. 制作



公式素材の規定に沿ってデザイン制作。
LINEのオープンチャットにてファンの方からご意見を頂きます。
[動画]
・テーマに沿って方向性を決める
→協力いただいているファンの方のご意見もヒアリング
・絵コンテを制作
・動画制作と同時に音楽や効果音の選定も進める。
・微調整を進め、音楽も何種類か用意し、協力いただいているファンの方にもご意見をいただく
・デザインfix
・入稿

[ポスター(駅広告)]
・テーマに沿って方向性を決める
→協力いただいているファンの方のご意見もヒアリング
・イラストが必要な場合はテイストの確定
→絵師(イラストレーター)さんに発注の場合はお打ち合わせをする。
・ラフを制作
→協力いただいているファンの方にもご意見をいただく
・デザインfix
・入稿



5. 所属事務所に広告の内容を報告



入稿後に所属事務所に広告内容を報告。



6. 掲出広告の詳細を告知



・掲出先の規定に沿って、告知を開始。
・コロナ対策など注意事項も明記。
・この間にリワード(参加者へのお礼)を制作



7. 収支報告とリワードお渡し



・ミンサカにて、収支報告。
・リワードサイトを制作し、ダウンロード形式で配布。
・収支報告、お礼、運営メンバーなどを記載。



応援広告を出すのに必要な費用



応援広告を出したいと思っても、気になるのが費用ですよね。
幾らあれば実現できるのか、ミンサカで幾ら出資を募れば良いのか、是非参考にして見て下さい。
※あくまでも目安の金額となります。
※出稿時期や規模によって価格は変動します。

[出稿費用]
新宿ユニカビジョン 15秒2回/1時間 1週間掲載
30万円〜
その他のプランに関しましては公式HPをご確認下さい。
https://www.yunikavision.jp/business/plan_price/#price

[デザイン制作費用]
15秒動画作成
10万円〜
ポスター作成
8万円〜
※制作会社さんや、イラストの書き起こしの有無などで費用が変動します。
以上がテリーさんに全面的にご協力頂きました、応援広告を出すまでの手順、そして費用感のご紹介でした。



テリーさん応援広告インタビュー



ここからは、テリーさんのインタビュー内容となります。
応援広告を出された先駆者のリアルな内容となっていますので、
是非最後までお読み頂ければ幸いです。

(だ) : 株式会社だんごDesign テリーさん、デザイナースタッフさん
(S) : Sakaseru



(S)
本日はお忙しい中、大変貴重なお時間を本当にありがとうございます。
まずはじめに、OWVを推すことになったきっかけを教えて下さい。



(だ)
少し暗い話なのですが、2020年始めにお仕事でもお世話になっている親友が亡くなってしまいました。
ショックで仕事も何も手につかず、何でも良いので情報を頭に入れたい状況でした。
その時たまたま見ていた、「Produce 101 Japan」という番組でOWVのリーダー本田康祐君を見ました。
リーダーという立場上、本田さんに共感や応援する思いを持つことが出来ました。
そこからファンになり、OWVのファンアートをTwitterに投稿した所、想像より沢山のいいねが付きました。
辛い時期でしたが、その事が励みになり更にファンになりました。
本田君のお陰で仕事にも無事復帰することが出来ましたし、恩返しをするきっかけにもなりました。
本田君のダンスの実力やビジュアルも素敵ですし、何よりも人柄の素晴らしさに魅力を感じます。



(S)
そんな原体験があったのですね。マイナスからプラスの気持ちに切り替えてくれる本田さんの存在、本当に尊いですね。
本田さんを応援する形として、お花やファンレター等色々な選択肢がある中で、応援広告を出そうと思ったきっかけを教えて下さい。



(だ)
OWVを推すようになるまで、ロックを聞いたりフェスに行っていましたので、オタクや推し活の知識が全くない状態から入りました。
お祝い花は事務所からNGが出ていて出せない中、OWVがデビューする時に様々な応援広告の企画が立ち上がるのを見かけて、メンバー個人ではなくOWVとしての広告も出したいと思い立ち、
初めての応援広告の企画を立ち上げました。



(S)
元々他の方の応援広告を見られたのがきっかけだったのですね。
個人だけでなく、箱推しで応援される想いが素敵ですね。
テリーさんの応援広告はどの様な想いや目的で立ち上げられたのですか?



(だ)
私の応援広告は、私達の広告をOWVに見て欲しい!という事よりも、OWVの存在をより多くの方に知ってもらいたい。そんな想いで立ち上げました。私達の認知よりも、箱推しをすることで新たなファンを増やすことに重きを置いた、ということです。



(S)
ご自身たちの認知よりも、ファンを増やしたい。
素敵な想いで応援広告を出されたのですね。素敵です。
初めての応援広告を出されたのはいつ頃ですか?



(だ)
2020年の9月に初めての応援広告を出しました。
当初は駅ナカ広告をポスターという形で出したかったのですが、審査が厳しく動画の応援広告にしました。
駅ナカ広告のポスターは駅の審査が本当に厳しく、JRとメトロ。それぞれの会社によってルールも異なります。
例えば、QRコードの数だったり、ポスター内のフォントの大きさの事だったり、、様々なルールがあるので、その時は一旦諦め、動画の応援広告を出そうとなりました。



(S)
そうなのですね。お話を伺うまで、動画広告の方が駅ナカ広告に比べてレギュレーション等厳しいのかと思っていました。
動画広告を出すまでの経緯を教えて頂けますか?



(だ)
最初は何も知識が無かったので、動画広告を出せそうな会社をインターネットで沢山検索しました。
個人での問い合わせが出来ませんでしたし、代理店を通すとやり取りが煩雑ですので、私の会社名を出して法人として問い合わせをしました。
検索を通じて、応援広告の実績が既にあった「ユニカビジョン」の存在を知り、ユニカビジョンを通じて応援広告を出す事にしました。



(S)
ユニカビジョン様は既に応援広告の実績があったのですね。
それは心強そうです。
費用感はどれ位でしたか?



(だ)
出稿する時期や動画の長さによって変わるのですが、私達が問い合わせをした際には
1週間の期間で、1時間の間に15秒の応援広告を2回出す条件で、30万円の金額感でした。



(S)
街中のビジョン広告の単価が分からなかったので、大変助かります。
一番最初にテリーさん達の出された応援広告を見たときの率直な気持ちを教えて下さい。



(だ)
本当に感動しました!ぞくぞくしましたね。
あんな大きなビジョンに私たちのクリエイティブが映る事が無かったので、本当に感動しました。
丁度デビューの時期でもあったので、それも相まって感動しました。
中には振り返って見て下さる方もいて、本当に良かったです。
また、応援広告企画を開催する中で、ファン同士の繋がりも出来るのが嬉しいです。
本業でデザインの仕事もしていますが、中々デザインを見られた方の声を聞く機会も少ないですので、参加者そしてファンの応援広告に対する嬉しい声を直接聞けるのもやりがいを感じます。



(S)
ご自身たちの作られた応援広告が街中で流れるのは感動しそうですね!
広告はどなたと見に行かれたのですか?



(だ)
本当は企画に関わるみんなで見に行きたい所だったのですが、コロナの時期なので皆では見ませんでした。
Twitterを見ていると、タワレコでOWVのCDを買ってその帰りに応援広告を見て一日を過ごす方もいらっしゃって、応援広告の楽しみは人ぞれぞれのようです。



(S)
確かに、コロナの時期だと集まることも出来ないですからね。。
でも、CDを買って応援広告を見て過ごす日は素敵な一日になりますね。
今のお話は動画の応援広告でしたが、今までにどの様な広告を出されたか教えて下さい。



(だ)
動画広告の他には、駅ナカ広告を「新宿駅」「横浜駅」で出しました。
現在進行している企画は、「みなとみらい駅」での広告になります。
https://www.sakaseru.jp/mina/event/5d03dfa496770f44d7fce668a48ea281
ただ、先程お伝えした通り駅ナカ広告は駅側のレギュレーションが非常に厳しく、駅ナカ広告に関しては代理店を通じて広告を出しました。
駅ナカ広告に関しては、例えば「ファンの団体」を作って問い合わせをしたり、公式の素材を使った上でクリエイティブを作ると出しやすくなるようです。
Instagramの広告なども考えたのですが、数十万円単位だと効果が薄いとの情報も聞いていたのと、オンラインよりも実際の広告の方が実物として見れるので、オンライン広告は避けていました。



(S)
確かに、実際に見れる広告は強いですよね。
応援広告を出稿する際にハードルになりそうな事務所様との権利に関するやり取り等はいかがでしたか?



(だ)
まず、OWVは公式から応援広告用の素材が配布されているので、使用素材に関しての問題はありませんでした。
OWVの所属事務所、吉本興業さんに問い合わせてもきちんと返事を下さるので助かりました。
一度、応援広告企画の参加者さんにリワード(出資に対しての返礼)を配布しようとした所、Twitterで営利目的になるのでは?とのご意見も頂きましたので、吉本興業さんに確認をとった所、営利目的にはあたらないとの返答を貰いました。



(S)
実は、私たちも事務所様に応援広告の問い合わせをしたことがあるのですが、中々お返事自体貰えないことが殆どでしたので、吉本興業さんのご対応は素晴らしい事だと思います。
今までお話を伺った応援広告ですが、日本だとまだまだ新しい応援の方法だと思います。
今後、お祝い花のようにお祝いの形として一般的になるためには、どんな活動が必要だと思いますか?



(だ)
例えば、大きな事務所さんが応援広告の許可を出して下さるとかでしょうか。
まだまだ韓国のエンタメの流れがあると思います。
私も実際に韓国に行った時に応援広告を目の当たりにしましたけれども、ファンの方が楽しそうに広告と触れ合っている姿を見ました。
カップホルダー広告など、韓国では新しい広告の形も出てきているようです。
最初は応援広告の事を全く知らなかったですが、今ではライフワークになったので今後も応援広告は継続して出していきます。



(S)
確かに、韓国は国をあげてエンタメ業界を盛り上げてますよね。
私たちSakaseruも、新しい応援の形が実現できるよう頑張ります。
最後に、これから応援広告を出したいと思われている方にメッセージをお願いします。



(だ)
絶対やって損はありません!
応援広告を通じて応援出来ることも嬉しいですし、ファンと親しくなれるのも嬉しい事です。
少しでもやろうと思ったら、やった方が良いと思います!



(S)
心強いお言葉、ありがとうございます!
応援広告の事について、大変勉強になりました。
本日は貴重なインタビュー本当にありがとうございました。



(だ)
こちらこそ、ありがとうございました!



最後に



ここまでお読み頂き、本当にありがとうございます。
この度は株式会社だんごDesign代表テリーさん、デザイナーのスタッフさんにご協力頂き、応援広告を出す手順からインタビューまでご紹介しました。

私たちSakaseruもミンサカを通じて応援広告が実現できることを、とても楽しみにしています。
事務所様や広告媒体様との折衝はどうしても法人が必要になる場合があるかと思いますので、その際は私たちにお気軽にお問い合わせ下さい。

まだまだ未知の領域ですが、こちらのコラムを読んで下さった皆様と一緒に、新しい応援の形を実現できれば光栄です。

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